2008年12月24日水曜日

真夏のクリスマス&年末年始

真夏の国で師走を過ごすのは4シーズン目。ボルネオのコタキナバルもクリスマスシーズン。巷ではクリスマス商戦たけなわなのですが、これがどうも私にはピンと来ません。
クリスマスシーズンは雪は無くてもオーバーの襟を立てマフラーを確り首に巻きつけブーツのかかとをカツカツ言わせながら寒空の中家路に急ぐ・・・というのが長年のスタイルでしたから、Tシャツに短パンではクリスマスのイメージがわいてこないのです。
さらに年の瀬が迫ってくると大掃除、窓拭きや障子張り、電気の傘やガスレンジなど1年に一度しかしない掃除だのおせち料理の真似事を作るなど、ご近所の慌ただしさに刺激されてやりだしたものですが、こちらでは年末年始は元旦が休みだけなので故郷に帰る事も無ければ大掃除だってなし。慌ただしさというものが無いのも年の瀬らしくありません。
四季の無いところに住んでいると年間時間が動かないような錯覚に落ち、歳も取らないで済みそうな気がしてきますが・・・・・それはちょっと甘いですな。来年は××才・・・・おお、じゃじゃ姫も老婆じゃ!

では皆様も良いお年をお迎えください。

2008年11月19日水曜日

モンキートップス サファリ 

前回取材したフィッシュスパーの続きです。


もともとは、テングザルやカニクイザルなどマングローブの森に棲む野生動物観察を目的としたリバークルーズが観光ツァーとして人気を集めているのですが、クリアス リバーでこのツァーを催行しているモンキートップスサファリ(ボルネオスタークルーズ社催行)では、ボートクルーズだけでなく、フィッシュスパーやマングローブのビューデッキなど、クルーズ以外にも楽しめるような工夫がなされています。

デッキに座って、うっそうと茂るマングローブの森、自然の創造主に想いを向ける、そんな静かなひと時があってもよいではありませんか。


クリアスリバーのボート乗り場



ロングハウスのような建物がマングローブの森に出現。


川につきでたデッキ。



ワニの子供が泳いでいるのを目撃した幸運な旅行者も。

2008年11月12日水曜日

雨のボルネオ

ボルネオはもともと熱帯雨林なので雨が多いのは当り前なのですが、1週間足らずの旅行中に雨日にあたると予行代金を損した気持ちになりませんか。

ボルネオに旅行に来られる皆さんは、紺碧の海、抜けるような青空、椰子の木陰に入れば南シナ海からの爽やかな風がシルクの如く体を包んでくれる・・・・、そんな休暇を求めて来られるでしょう?。もちろんシルクの風も黄金のサンシャワーも燃えるようなサンセットも味わえる確率は低くは有りません。でも仮に自分が旅行中雨に当ってしまいホテルの部屋から出られないなんていう事にならない様に雨日の過ごし方をじゃじゃ姫から伝授しましょう。



単純に言えば雨を楽しむ。ボルネオの雨は大体がスコールですから2,3時間もすれば青空が覗いてきます。でも終日雨という日ももちろんあります。



まず、スコールの楽しみ方。日本の夕立とは大違いなのでその凄まじい雨の降り方を直に感じ取る。もちろん直に感じ取るには雨の中に出てみること。傘なんて入らない!。何も役に立たないから。滝のような雨がどんどんと身体に打ち付けてきますよ。冷たい雨ではないから大丈夫。ほんの数秒で全身びしょぬれ。「ひゃーひゃー」と声を上げているうちに足元を見て!。底はもう沼状態のはずです。さらに目を上に向けると重くのしかかって最後には落ちてしまいそうな空が貴方の頭上のみに広がっているでしょう。向こうの水平線は光がさしているでしょう。

そして隣で雨宿りしている現地人をそっと観察してみてください。日本なら急な夕立でアポイントに遅れそうだといらいらしている顔ばかりですが、こちらの人たちは至って柔和な顔つき。雨が降れば1リンギット足らずの甘いティータリック(ミルク紅茶)を飲みながら止むまで待つ。アポイントに遅れたらスコールを理由にすれば問題ないという顔を皆がしています。そしてにこやかな笑顔を貴方にプレゼントしてくれますよ



運悪く終日雨にあってしまったら、うーんちょっとホテルの部屋でじっくり読書なんて・・・・そんな情緒にふけっちゃいられない・・・でしょう?。コタキナバルは日本のように雨の休日でも楽しめるようなショッピングモールはありませんが、今年夏オープンしたショッピングモールワン・ボルネオ」行きをお薦めします。市内から10キロほど郊外にショッピングモールとホテルとコンドミニアムの集合ところが出来ました。シャングリラ・タンジュンアル・ホテルやステラハーバーホテルから無料の直通バスが出ています。それも1時間置きに。そして市内からはワリサンスクエアーの裏手からも無料バスが出ています。

「ワン・ボルネオ」のショッピングモールは日本のショッピングモールに慣れ親しんだ貴方がたには手を出したくなる代物はないでしょう。ブランド品があるわけでもセンスの良い衣類が並んでいるわけでもありませんが、なんとなくレトロでちょっと田舎くさいセンスがボルネオらしくて面白いです。そしてこのショッピングモールは余り人がいないので貸しきり状態(気分に)にしたってください。

最上階のフロアに日本の100円ショップ「ダイソー」が入っていますが、全く商品は日本と同じ物。日本語で表示してあるところがこちらの人たちには人気のようで個々だけは人出があります。

無料バス、手出ししたくなる代物に出くわさない・・・・、無駄遣いしないで3,4時間過ごせる貴重な場所ですよ。



ただし無料バスはいつ廃止になるか分かりません。こちらは事前に廃止のお知らせなどもともと無い所ですから。雨の日にワン・ボルネオに行こうと決めたときチェックするより他ありませんね。



旅先の雨は雨も仲間に引き入れてしまう、これは旅を楽しむポイントですね。

2008年11月2日日曜日

フィッシュ スパー

天狗猿観察のリバークルーズは、各ツァー会社がそれぞれガラマリバーやクリアスリバーなどで催行していますが、今回は、その中でもユニークなスポットを紹介いたします。


フィッシュ スパー


マングローブの森が茂る熱帯の川べりで、スパーが楽しめるのです。野生動物やマングローブの景色を楽しむだけでなく、肌の美容によいことが一緒にできるようになりました。肌といっても美顔じゃなくて、足湯スパーです。2008年11月1日に正式にオープンしました。


ガラマ、クリアス方面にリバーサファリツァーに行く予定の方は、このフィッシュスパーをお見逃しなく。


数あるクルーズ会社のなかでこのフィッシュスパーの施設をもつのは、Borneo Star Cruise社運営のMonkey Tops Safariのみ。


 クリアス川の川辺に建つフィッシュ スパー








入る前に、足を洗いましょう。お魚の健康に気をつけてあげる。





足湯という感じ。金魚のようなお魚が足の古い皮膚を食べてくれます。
最初はちょっとくすぐったい。





ここでは、エコー問題にも取り組んでおり太陽バッテリーにて発電してます。






問合せ先:   Canvas Tour (E-mail) ken@borneotrails.com
日本語ホットライン マレーシア 016-8406569

Canvas Tour のリバーサファリツァーは、この Monkey Tops Safariのリバークルーズに参加しますが、フィッシュスパーは別料金となります。

フィシュスパー体験

生暖かい水槽の水に金魚のようなお魚いっぱい。



さーて、お魚寄って来る。動かず、声をださずじっと待つ。




1,2分で結構集まってくる。



静電気みたいにぴりぴり、くすぐったい。
観察すると、子供や青年の足には魚はくらいついていない。
筆者の足には、5分もすると下の写真のとおり、こんなにも群がって来た。
よぽど栄養満点の皮膚なのでしょうか。
はたから、歳いってる証拠だという声も。

でも、終わったあとは、足の裏がすべすべしたような気がします。


対面に座る子供たちの足にはあんまり群がってませんよね。

2008年10月1日水曜日

市場での買い物






コタキナバル市は毎日どこかで市が立っています。青空市場もあれば屋根付きの市場もあります。市内のど真ん中に立つ日曜市などは観光客を意識したところもありますが、ほとんどの市は庶民が食料調達の為に通う市で、毎週決まった曜日に開かれています。



我家から車で15分ほどのところにある市は毎週木曜日に開かれています。週1回は野菜やくだも、魚などを買いに出かけていきますが、ここの市は新鮮で値段も安いので我家の家計には大いに貢献してもらっています。



野菜は日本でもおなじみの葉物野菜をはじめサトイモ(少し日本の物とは感触が違うが)、サツマイモ(すごく美味しい)、ラッキョウまであります。もちろん熱帯の野菜も豊富、くだものにいたっては日本では有名デパートでしか手に入らないくだものだってここでは露天に並べて選り取り見取りです。



今日の買い物は日本でもお馴染みのつるむらさき、ラッキョウ、サトイモ、サツマイモにマンゴ、パパイヤ、レモン、などなどカゴに入りきらないほど買ってRM38(約¥1200)でした。サトイモは一山RM1、ラッキョウはRM2、巨大レモンは1つでいいといったのですが、2個でRM1でした。毎朝食べるパパイヤは大体何処でもRM3前後です。



今日は購入しませんでしたが少々値段が張るものは魚類です。海に囲まれたコタキナバルなのに魚はなぜか少し高めです。しかし「ツナ」といわれて売っているマグロはなんとブロック売り、ツナは日本で買う金額には到底及びません。キロRM10までいきません。



食材の市が立つ直ぐ近くには衣類や雑貨などいろいろな市も立ち買うあても無いのですがぶらぶら見て歩くだけでも楽しいです。見て歩くにも根性を入れて歩かないと品物が沢山ありすぎてまた、市は何処でも蒸し暑くて大変ですが、私は愛用の籠を持参で市に行くのが木曜日の楽しみです。

2008年9月22日月曜日

UTAN ウータン: 日本は熱帯地方?


UTAN ウータン: 久しぶりの日本で東京の新宿を闊歩してきました。商業ビルは真夏の商戦で若者が溢れかえって活気に溢れていました。
ブティックが所狭しと並ぶビルの一角にあった小さな花屋に私の目が止まりました。
KKの道路脇や庭木など良く見かける可憐な白い花が鉢植えで売っていました。なんだか久しぶりに知人に出会った様な気分になり、鉢植えの前に立ち尽くしてしまいました。
長年この花の名前が分からなくて日本に帰ったら何とか図鑑を探して調べてみたいと思っていた花でしたので、まずは値札と共に花名が記されているタグを見ました。「セイロン・ライティア」なんとまた可愛らしい名前でしょう。ついつい花屋のスタッフに聞いてみたくなり「この花は熱帯の花だと思うけど東京でも育ちますか?」すると「大丈夫ですよ。今、熱帯系の花が人気ですよ」とのこと。熱帯系の花が流行るのも悪くは無いけど私は日本もとうとう熱帯の花が冬を越せる環境になってしまったのか、温暖化がここまできたか・・・とちょっと空恐ろしくなりました。

花の名前を1つ知ったことでちょっと得をした気分になりショッピングモールでKKにはけして無いデザインのチュニックをゲットし大いに無駄遣いをしてかえって来ました。家でチュニックの入った袋を広げながら余りのもノー天気な自分に自嘲の笑いを漏らしました。==地球温暖化を小さな花屋で垣間見る・・・・やっぱり怖いことでした===。